スタッフインタビュー

Honda Cars 東海/岐阜中央 豊明北店(2021年中途入社)

営業スタッフ
谷 祐輔

不安を乗り越えて新しい業界へ

コロナ禍でも
好調な自動車業界へ

私の仕事内容は基本的に新車や中古車の販売、そして販売した車のアフターケアです。また、お客様が車に関して困っていること、例えば車の不調や名義変更等の手続きなども請け負っています。

皆さんが車に関する問題を抱えた時、ディーラーや販売店、整備工場などに直接相談することが多いと思います。その際の窓口となるのが私たち営業です。

前職はテーマパークのホテルで働いていましたが、コロナの影響で仕事がなくなり、自宅待機を余儀なくされました。その期間に色々なことを考える時間が増え、深く考えた結果、転職を決意しました。

自動車業界はコロナ禍でも業績が好調と聞いていたので、ホンダカーズ東海に入社しました。

接客と営業の
違いを感じた

前職は全く違う業界で働いていたので、新しい業界に足を踏み入れることには不安がありました。自分が何をどうやって進めていけばいいのか、という点で、入社前は多くの不安を抱えていました。

ホンダカーズ東海では明確なノルマというものはありませんが、お店として、そして個人として目標を立てて自分で数字を作り出していくのが営業です。

私が以前働いていたホテルでは、お客様が来るのが当たり前で、接客を行うだけで数字なんて必要ありませんでした。そのため、数字に追われるこの新しい環境は、最初は非常に特殊な感覚でした。

しかし、今ではその感覚にもだいぶ慣れてきました。それでも、思うように数字を上げるのは難しい時もあります。成功する時もあれば、そうでない時もある。この波があるのも、営業職の特徴ですね。

店長・先輩が
気にかけてくれる職場

新しい職場での不安を解消するためには、経験を積むしかないと思いました。それが、商談の方法を学んだり、先輩方の行動を観察し、自分の技術を上達させることでした。これは定期的に行っており、今でも先輩方からのアドバイスを頼りにしています。

具体的には、先輩や店長に相談します。たとえば「今の商談で、こういう風に失敗しましたが、どうすればよかったですか?」といった質問をすることが多いです。

このようなアドバイスをもとに自分の技術を磨き、それが結果として数字の向上につながると信じています。

職場の雰囲気は相談しやすく、自分からも積極的に相談をしますが、周りの先輩方が気を配ってくれて、新規来店客と商談を始めた時には、「今どういう感じなの?」と声をかけてくださいます。そして、「こんな提案をしてみては?」といった具体的なアドバイスをくださるので、とてもありがたいです。

お客様との距離を
縮められるような接客を

私が仕事をする上で心がけていることは、言葉遣いや立ち振る舞いです。接客の経験が長いので、それらはすでに無意識のレベルで気をつけています。

ただ、こちらで働くようになってからよく指摘されるのは、「固すぎる」ということでした。先輩たちから「お客様と話をするときに、カウンター越しに接客をする『ホテルのフロント業務』のようになっている」と言われ、それを反省しています。

最近では、お客様にあわせた接し方を、そしてもっと距離を縮められるような話し方を意識するようにしています。

お車をご契約いただいた時はもちろん嬉しく、やりがいを感じますが、それ以上に、お客様が待ちに待ったご納車の瞬間の喜ぶ顔を見ることが最大のやりがいです。

ご契約時にはまだ不安げな表情を浮かべるお客様も、ご納車の瞬間には満面の笑みになります。それを見ると、「私がお車を販売して良かった、仕事をしていて良かった」と実感します。

感慨深い経験が
できました

初めてご契約いただいお客様のことがとても印象に残っています。

そして、私からお車を買いたいと言ってくれるお客様がいることがとても嬉しいです。価格や商品の質を超えて、自分を信頼してくれるお客様の存在はとても印象に残りました。

さらに、そのお客様のお子様もお車を買ってくれました。自分自身も、父がずっと同じホンダの営業マンから車を買っていて、自分の最初の車もその人から買った経験があるので、親子2世代にわたって車を販売するという経験はとても感慨深いものでした。

これらの経験を通して、受け手、売り手、買い手の全ての気持ちが理解できるようになりました。これからもお客様との関係を大切にし、信頼を深めていきたいと思います。

お客様から頼られる
存在になりたい

多くの車を販売することは営業マンとしての目標の一つです。しかし、それ以上に、長期的にお客様から信頼され、頼られる存在になりたいと思っています。

お客様が車を購入するとき、それはただの一回の取引ではなく、長期にわたる関係性の始まりだと考えています。例えば、お客様がお車を購入された10年後、20年後も、私に相談してくれるような関係を築きたいです。

さらには、お客様のお子様がお車をご購入される際も、私のところに連れて来てくれるような信頼関係を構築したいと思っています。

このような長期的なお客様との関係性は、他の接客業ではなかなか得られないものだと思います。私からご購入いただけるとは言え、10年、15年と長い期間お付き合いすることは他の接客業ではないかもしれません。

しかし、この仕事ではそれが可能で、それこそがこの仕事の醍醐味だと感じています。

あまり臆病に
ならなくてもいい

私自身、全く経験がない、知らない業界に飛び込んできました。わからないことがあれば、周囲がサポートしてくれる環境があります。仕事ができないということを、経験がないことや知識がないことに直結させる必要はないと思います。

車の知識がない、販売や接客の経験がないからといって、この仕事ができないというわけではありません。仕事に興味があるなら、臆病にならずに飛び込んできてほしいです。

特に若い時期は、やりたいことを試すのが大切だと思います。私自身、20代の頃は転職を繰り返し、いろいろなことに挑戦しました。ホテル業から始まり、ブライダル業界でウエディングプランナーとして働き、テーマパークのホテルマンに転職した経験もあります。そして、自動車業界に来ました。

このように、いろいろな経験をしてきたからこそ、今の仕事の良さがわかると思っています。自分のスキルアップにつながるチャレンジとして捉えてほしいです。 チャレンジは新たな発見を生みだし、新たな可能性へと繋がるはずです。